ブレグジットに思うー日本が学ぶべき教訓ー

2020.01.31 Friday 08:28
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    JUGEMテーマ:経済全般

     

    おはようございます!

    本日も、ご訪問ありがとうございます。

     

    ついにイギリスがEUを離脱することで、イギリスについて考えたいと思います。

     

    EU離脱の背景として、移民問題やいまだに過去の大英帝国の栄光から抜け出せない人々を取り上げられることが多いと感じます。

    しかし、個人的には、イギリスのような島国と独仏を中心とした大陸の国とでは利害が異なるという結果ではないかと思います。

     

    シェンゲン協定により、域内ではヒト・モノ・カネなどの移動が自由になっています。

    例えば大量の商品をフランスからドイツに運ぶ場合には、大きなトラックに積んでそのまま素通りできることを意味します。

    越境のたびに通関検査を受ける手間を考えれば、両国の政府の側にも民間の側にも大きなメリットがあります。

     

    仮に同じような状況でフランスからイギリスに船で積み荷を運ぶ場合はどうでしょうか。

    船は所定の港に停泊させなければなりませんし、海は世界にオープンですので、入港した船がフランスのものであることを確認するためにも、結局は「通関」が必要になります。要するに、大陸を素通りするようには、メリットが享受できません。

    結局、イギリスにとってのメリットは、大陸諸国が享受するメリットに比べてはるかに小さくなります。

    そんなこともあり、イギリスはシェンゲン協定にも単一通貨(ユーロ)にも加盟しませんでした。

     

    意思決定においても、島国は不利な立場にあります。

    EUにはいろいろな意思決定のシステムがありますが、利害が大陸側と島国で割れるような場合、大陸側のほうが国の数が圧倒的に多いですから、大陸諸国の利益が優先され、イギリスの利益にかなった意思決定は難しくなります。

    負担は衡平に求められるのに、結果として得られる衡平は公平に分配されない。そして、EUは大陸主導で発展していく。

     

    離脱がイギリスの利益になるかどうかわかりませんが、少なくとも大陸主導の統合をずるずると続けることはイギリスにとっては有利ではないことは確かでしょう。

     

    同じ島国の日本にとって、これは大きな教訓になる話です。

    アジアや環太平洋などで統合を進めるにあたり、どの地域とどのような統合を進めるかは、イギリスとEUとの関係を念頭に入れながら、よく吟味していくことが求められています。

     

    本日もよい1日を!

    category:日本経済 | by:コートジ灯籠comments(0) | -

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    2020.06.02 Tuesday 08:28
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